
ただいまです!
北海道に行ってきました。
何が何だかすごい旅でした。
過去と現在と未来をいっぺんに旅してきたような。
これは、出力しないと寝れないぞ、という感じなので、
見たこと思ったこと、今、思いつくまま書いてみます。
スタートは富良野から。
今回はツアーに参加させていただきました。
きっかけは芦屋の展示会。
6月の札幌の時、
北海道で石を掘り、ご自身で磨かれている方から「編んでみてください」と石をお預かりしました。
私はその時初めて「カムイ」という言葉を知りました。
カムイはアイヌの言葉で「神」
アイヌでは、すべてのものに神が宿るとされています。
その神の石たちを並べてみたら、「おぉ!宇宙!」と感動し、
1つの「神居古潭」という作品が完成しました。

そして、芦屋の展示会で、この作品に出会いがあり、
その時ちょうどサトケンさんがそこにいらして、
「9月にアイヌの儀式に参加するよ」と!
私はその時、まさにアイヌについて知りたいと思っていたので、ワーォ!
「行きます!」
の流れで、今回の旅が始まったのでした。
参加される方に初めまして〜!と挨拶をし、
(これまた不思議と「初めまして」の感じがしない)
夕暮れの森を散歩したり、
ドラマ「優しい時間」で使われたカフェ「森の時計」に出会えたり、←行ってみたかった!
月夜の道に感動したり。

次の日、富良野塾で木を植えさせてもらい、
心に響くど真ん中な話をたくさん聞かせてもらいました。
その後、いよいよ二風谷へ移動し、
どんどん不思議な感覚に。

博物館で説明を聞いている時、
「あれ?なんでこのタイミングで泣きそうなん??」という
よくわからない感覚になっていると、
同じ気持ちでいた人が1人いて、
「ね!ね!」と分かち合うことができました。
でも、なんやろねー?と理由わからないまま。

そして最終日。

カムイノミ(「神に祈る」という意味で、アイヌが、神格であるカムイを天界に返す儀式)に参加させていただきました。

チセ(家)で参加させていただくという貴重な経験だったのだけれど、
なんと、熊送りの儀式「イヨマンテ」まで出会わせていただくという貴重すぎる経験で。

※カムイノミとは、「カムイ(神)」「ノミ(に祈る)」、すなわち人々が生活する上で必要なことを神(カムイ)に祈る儀式のことです。
アイヌの信仰では、この世の存在するあらゆるものに「魂」が宿っていると考えられています。なかでも、動物や植物など人間に自然の恵みを与えてくれるもの、火や水、暮らしの道具など、人間が生きていくうえで欠かすことのできないもの、天候や流行病など人間の力の及ばないものなどを「カムイ」として敬いました。
この世界は人間とカムイとが、お互いに関わりあい影響を及ぼしあって成り立っているものだ、と考えられています。そして、カムイへの頼みごとやお礼など、人間からカムイに対して伝えたいこと、伝えるべきことがあるときにカムイノミを行います。
〔参考:アイヌ民族文化研究センター〕
儀式の間中、
なぜ、今、私は、ここに座って、この景色を見ることができている????と、
それはもう不思議で不思議で、
ここに連れてきてくれた人や流れにただただ感謝。
や、も、ほんと、聞くのと見るのとでは違うというけれど、
全部感覚に任せていたら、
一見、バラバラに見える出来事が、
どんどん繋がっていって、
ちょっとちょっと、これ、どこから繋がってた?と。
やーもーほんと、
旅に出るたび新しい自分に出会い、びっくりする。
自分の内側にあることをどんどん知る。
あまりに普段の生活と違う世界を見たので、
興奮状態だったけど、
ここまで書いてきて、
やっとぽわわーんとしてきました。
日本、深い!!
私はもっと日本を知ってみたい。
この足で、いろんな土地を歩いてみたいと思いました。
ツアーを企画してくださった、みえこさん、サトケンさん、
リーダーのたなちゃん。
ご一緒できた皆さま。
ここへ繋いでくれた仲間。
嬉しかったです。
本当にありがとうございました!
また1つ、宝物の思い出が増えました。
またどこかでお会いしましょう!
全てに、心から感謝を込めて。
面白かったー!
編むぞー!